への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

はざかけ格納庫の屋根補修をしました

// 今年の悪天候続きで今年収穫した米はまだ乾燥、もみすり作業が終わらないとの事。 JAの皆さんなどはまだ夜遅くまで作業しておられるようでご苦労様です。 悪天候と言えば秋口ににものすごい強風が吹いた事で、はざかけが倒れる被害が出るという珍しい年…

冬耕 稲わらの処理

// 11月12日 前日は雨でしたが、なかなかチャンスが巡ってこないので冬耕作業をしました。 ベーラーによる藁束結束作業をあきらめ全量すき込みました。 藁の腐食を促進させるため反当たり7kgの尿素を振りました。 耕起してみると、なかなか藁土に包み…

// 11月に入っても悪天候で稲刈りをする事が出来ない田んぼ、まだ結構あります。 晴れたからすぐ刈れば良さそうですが水が引けないのでコンバインが入ったら最後、ぐしゃぐしゃになってしまうのだそうです。 もうあきらめ気分の農家は多いようです。 今年…

食味検査結果が届きました

// 今年の新米コシヒカリ食味検査の結果が届きました。 毎年、栃木県にある民間稲作研究所に測定をお願いしています。 昨年の評価値は77点でした。 1ポイント下がりましたが、ほぼ同レベルを維持できたことになります。 一部倒伏したことを考えると、さほ…

台風21号の被害

// 10月22日に通過した台風21号の被害は結構大きかった。 刈ったイネをはざかけにしていた田んぼは強風にあおられて大変なことに・・・。 こんな光景があちらこちらで見られます。 こんな光景を見るのは初めてです。 長野県は台風の被害をあまり受けな…

収穫できました

// 10月11日 雨降りで心配された収穫作業がようやく終わりました。 そして昨日の13日に待望の米を引き取ることが出来ました。 収穫量は40aで39.5俵。反収で10俵弱です。 草で株が小さくなっていた事で少ないんじゃないかと心配しましたがまずまずです。 長…

もうすぐ収穫

// 10月8日 ようやくわが家の稲も収穫の時がやってきました。 これ以外のことはすべて自力で行ってきましたが、会社勤務の都合上コンバインでの収穫作業を委託しています。 数日後に稲刈りするから四隅を手刈りしておいて欲しいとの事だったので早速作業…

肥料と農薬

今年の稲作りに使った肥料と農薬を集計してみました。 結果はご覧の通り、窒素量は10kgにも達していました。 分けつが足りなくなると、慌てて追肥した結果がこの有様となりました。 ※ 一発肥料ロングワイド640を使った深い意味はありません。親戚から…

への字稲作が広まらない

// への字稲作(中期重点型栽培)はよい方法だが、なぜかさほど広まらない。 理由は簡単。JA指導では推奨されていないから。 への字の良さを理解した、よし来期から始めてみよう!なんて思っても次に大きな壁が待っている。 故・井原豊さんが本に書いてい…

溝切り2回目

// 9月3日(日)晴れ 収穫前にもう一度溝切りを行いました。 例年、水はけの悪い場所だけですが。 収穫は毎年近くの精米屋さんにコンバインと乾燥調整をお願いしています。 昨年は雨降りの日が多くて圃場が乾かないうちにコンバイン収穫が決行されました。…

倒伏の始まり?

// 8月24日 一番葉色の濃かったところがやや傾いてます。まあ、こんな濃い稲でこの程度は良しとするか・・・。(^^; あちこちで倒伏が始まっています。 それでも出来るだけ被害を小さくすべく、間断かん水は行っています。 土を少し固めようと乾かした…

流し込み施肥に水口波シートは失敗の元

// 8月19日(土) それにしても葉色が黒すぎる(緑が濃い)ので葉色カラープレートと比べてみる。 7に近い。さすがにこれは危ない! 流し込み施肥の時、波シートを外しておくべきだった。 寒地では水口から冷たい水をそのまま圃場に取り入れると稲の生育が阻…

出穂100%

// 8月17日(木) 穂は100%近くまで出そろいました。 この頃雨がたびたび降っています。 葉色の濃いところ、倒伏が心配されましたが期待に反して?まだしっかり立っています。 この色で慣行栽培(密植V字型稲作)だったら間違いなく倒伏しています。…

畦草刈り

// 稲作りは好きですが畦草を刈るのはちとしんどい。 こぼれ種で咲いたアサガオは残しました。 小さな白い花はヒメイワダレソウです。 草刈り作業を省力化しようと10年近く前に移植しました。手入れが悪くて中途半端な出来になりました。繁殖力は強くほか…

実肥

// 8月11日 山の日 穂肥として先月施肥した有機石灰を今日は実肥として反当たり20kg、散粒機で散布しました。これも多収穫のためではなく、おいしいと言っていただけるお米にするための対策です。 出穂率は90%ぐらい。疎植への字は穂が出てから垂…

イモチ発生

// 8月1日 ムラ直しに肥やしを振りすぎてしまったところは、やっぱりイモチが出てしまった。 梅雨に戻ったような天候も手伝って・・・。 明日の朝イモチ対策します。岡山の赤木歳通さんが雑誌現代農業に寄稿された方法を使います。レシピによれば、 35度…

分けつ止まった?

// 7月26日 止め葉と思われる14番目の葉っぱが出てきました。 分けつも44本で収まりそうです。茎数不足を心配して振った追肥が少し過ぎた。 それにしても稲の生命力はスゴい。1本しか植えていない苗がこんな姿になる。 1株7本、8本も植え込む必要…

まだ分けつ中

// 7月20日 葉齢調査、13枚目の葉っぱが出ていました。分けつも41本。 肥効のピークをこんな時期に持ってきてしまったみたいで、どうなってしまうんだろう。この暑さでイモチは出ていないんだけれど倒伏が心配。 ちなみにここまでの施肥量は窒素で8…

幼穂形成期、今年の出来映えは・・・。

// 7月17日 出穂(8月10日予定)として出穂24日前の今日、ミネラル分を主とした肥料を20kg/反、散布しました。例年では過リン酸石灰を使用していましたが以前より値上がりしてしまったので、なにかないかと探したところ200円ほど安い写真の…

肥料流し込みの結果

// 7月11日 肥料はうまく拡散してほとんどムラはないです。 アオミドロで生長を阻害されたところは分けつが遅れました。 こちらの田んぼは流し込みの際、2時間ほどで水を止めてしまったからか、 水口辺りがの葉色が真っ黒になってしまった。 過繁茂状態…

トンボが羽化しています

// 7月5日 あちらこちらの株で一斉にトンボの羽化が始まっていました。 稲作りをしているとこんな事を発見する楽しみもあります。 周囲で稲作離れする農家が増え、こうした自然も少なくなっていくのが気がかりです。

肥料の流し込み

// への字稲作の大事なポイントは中期重点主義。 柱となる作業、中間施肥をしました。今回は初めて水口からの流し込みを試してみました。 尿素を使ってみました。水によく溶けます。 うまく広がってくれ!

小屋の屋根に降る雨水を溜める仕掛け作りました!

// 水源が近くにない畑は水を確保するのが大変。 そこで単管で組んだ小屋に雨とよを取り付けて、タンクに水が溜まるようにしました。 これで水くみが少しらくになるかな。(^^) ホームセンターに材料がそろっていて組立方も説明が掲示されていました。 雨…

苗を少なく植えて多収穫を目指す

// 田植えは坪当たり37株で植え付けています。 坪70株で植えている農家に比べると苗は約半分です。じゃあ、収穫も半分だろうとお思いでしょうが、実は反対で多収穫が可能です。 そんなバカなと思われる方、次の計算をどう思われますか? 米一俵(60kg…

稲の生長を定点観察します。

// 7月11日 分けつが前回撮影時の2倍で21本になりました。 目印も隠れて見えなくなりそうです。 手前のくぼみは溝切りの跡です。これがあると水を切るのも早くできるし、水を入れたとき回りが早いです。 刈り取りまで稲の活力も保たれます。 7月5日 …

5月22日田植え終了しました。

// 田植えが終わった翌朝です。 もやがかかっているけど浅間山が見えます。 それにしても前日は5月と思えないような猛暑でした。

5月連休バルーンフェスティバル

// 農作業の忙しくなる時期ですが、5月連休には近くでバルーンフェスティバルが開催されます。期間は5月3日から5日まで。 夜間係留が行われるとこんな風な光景に!↓これは2~3年前の光景。 今年は風が強くてバーナーだけの競演に。 苗はこのぐらいに成長し…

稲のプール育苗

// 保温マットで覆っていた種もみも1週間ほどすると発芽してきます。 1cm足らずのところではがして常温にさらします。 水を入れてプール育苗に入ります。 多くの農家は水やりをジョロとうで行い朝晩ビニールハウスの開閉をして 寒さに遭わせないようにし…

手造り堆肥散布機

// 冬の間、暇を見つけて堆肥散布の小道具造りを試みました。 昨年、わらと交換して手に入った牛糞堆肥を手作業で撒いたらかなり重労働だったもので。 運搬車に木枠を取り付けて動くと堆肥が振動で振り落とされる事で散布出来ると考えました。 けれども実際…

長野の小規模への字稲作

長野県佐久市で4反歩という小規模ですが、会社勤務の傍ら稲作りをしております。 父の死後、さほどに強い意志で稲作を引き継いだわけではありませんでしたが、 ふとした事から父の持っていた、「ここまで知らなきゃ損する痛快コシヒカリつくり」 という本を…