実肥
8月11日 山の日
穂肥として先月施肥した有機石灰を今日は実肥として反当たり20kg、散粒機で散布しました。これも多収穫のためではなく、おいしいと言っていただけるお米にするための対策です。
出穂率は90%ぐらい。疎植への字は穂が出てから垂れてくるのが早いし、なんといっても同じコシヒカリと思えないくらい慣行栽培の稲より穂が大きくなる。
民間稲作研究所の稲葉光圀先生の書籍によれば疎植は冷害にも強い。
その本をどこか失念してしまったがこんな実験をされた事が記されていた。
出穂前の密植稲と疎植稲に15℃の霧を噴霧し続けると密植稲は時が来ると出穂開花してしまうが疎植のそれは噴霧をしている間は穂を出さず、やめると出穂開花したというものだった。疎植で育った稲は出穂時期を自分で選ぶ事が出来るのではないかというものだった。興味ある方は調べてはいかがだろう。太茎大穂の稲作りというタイトルだったと思う。
9月10日
稲葉先生の書籍が見つかりました。
書名は「太茎大穂のイネつくり」でした。1か月弱の間20%の遮光処理をし、16℃の冷水による霧をかけ続ける実験でした。
イモチ発生
8月1日
ムラ直しに肥やしを振りすぎてしまったところは、やっぱりイモチが出てしまった。
梅雨に戻ったような天候も手伝って・・・。
明日の朝イモチ対策します。岡山の赤木歳通さんが雑誌現代農業に寄稿された方法を使います。レシピによれば、
35度の焼酎一升、食酢一升、塩ひとつかみを500リットルの水に溶かして反当たり200リットルほど動力噴霧器で散布する。
というもの。
この方法のおかげで過去10年にいもち病の農薬を使わずに済んでいる。
私の場合はイモチになった箇所に部分散布するだけだが、そうした場所からイモチが拡散した事はありません。
2~3日前から出穂も見つかるようになりました。
まだ分けつ中
7月20日
葉齢調査、13枚目の葉っぱが出ていました。分けつも41本。
肥効のピークをこんな時期に持ってきてしまったみたいで、どうなってしまうんだろう。この暑さでイモチは出ていないんだけれど倒伏が心配。
ちなみにここまでの施肥量は窒素で8kg。最後の1kgを7月6日にいれたのはちと遅かったかな。
幼穂形成期、今年の出来映えは・・・。
7月17日
出穂(8月10日予定)として出穂24日前の今日、ミネラル分を主とした肥料を20kg/反、散布しました。例年では過リン酸石灰を使用していましたが以前より値上がりしてしまったので、なにかないかと探したところ200円ほど安い写真のような商品を見つけました。JA指導ではここで穂肥と称してNK化成を施肥することになっていますが、故・井原豊さんの教えに従ってこのような施肥をしております。
ちなみに井原さんのお気に入りはマグホスという商品名の肥料でした。
実のなる作物にはカルシウム、マグネシウムが食味の向上欠かせないとの事。
さて、今年の出来映えはどうだろう。
1本植えの観察を昨日行ったところ、細い分けつも含めて31本でした。
目標には達しているものの少し物足りない。
全体的には20本から60本近いものまでばらばらだが、平均すると25本ぐらいではないか。葉齢は12枚で終わりそうな気配でどうも数え間違いをしてしまったかな。
12枚目と数えたところが止め葉では・・・。(^^;
2本植えなら満足のいく茎数が確保されるということかな。
ポット苗だと1本でいけるらしい。
この辺りはまあまあ。
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トンボが羽化しています
7月5日
あちらこちらの株で一斉にトンボの羽化が始まっていました。
稲作りをしているとこんな事を発見する楽しみもあります。
周囲で稲作離れする農家が増え、こうした自然も少なくなっていくのが気がかりです。