への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

2回代かき法

5月2日

目次

  1. 苗の成長具合
  2. 入水

 

1.苗の成長具合

露地栽培

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ビニールハウス内は、⇓

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2.入水

 

入水始めました。

昨夜勤務先からの帰りに水口を開けました。

少し遅いけれども、2回代かき法(稲葉光圀先生提唱)による草の抑草を試したいと思いました。

無農薬でイネ作りするわけではありませんが近頃は除草剤もあまり効き目が良くありません。

いろいろな手法を試してみたいと思います。

 

への字稲作を始めた頃は何でも意欲的で躊躇せず実行しました。

今は現状維持でだんだん満足するようになりかけています。

 

一生の間に稲作は何度も出来ない。

気持ちを新たに挑戦したいと思います。

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露地栽培実験ようやく発芽がそろいました

4月30日

 

目次

  1. 露地栽培苗発芽
  2. 失敗

 

1.露地栽培苗発芽

 

ビニールハウス外で発芽を試していた苗箱をのぞいたら、ようやく発芽がそろってきていました。

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もう一つの苗箱もこんな感じです。

 

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長さはこれがちょうど良さそうなので、ここから水を張ってプール育苗に入れます。

 

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箱の縁がひたひたになるくらいまで水を入れました。

 

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ビニールハウス内は順調に成長しています。

 

2.失敗

プールへ水を足そうとして、灌水ポンプのエンジンをかけたらホースの先が踊って苗箱1枚吹き飛ばしてしまいました。(^^;

 

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最低温度は5℃、最高温度は40℃を超えていました。

 

 

 

 

露地栽培実験その後・畦際の草

4月29日

 

露地栽培実験、まだこんな状態なのでプールに出来ません。

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今日も暑いです。

ハウス内の温度、最低温度は3℃でした。

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畦際の草を掻き取りました。

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セリやスズメノテッポウなどが生えています。

 

今年もプール育苗 70gうす撒きマット苗 

4月28日(土)

目次

  1. 発芽の確認 プール育苗水張り
  2. 露地栽培の苗
  3. ようリンの施肥作業
  4. 尻水口の完成

 

1.発芽の確認 プール育苗水張り

 

苗代どうなったか朝確認しました。

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シートを剥いでみると発芽して少し伸び始めていました。

やや長くなってしまったものもあります。

 

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ムレ気味の箱もありますね。

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ここで、水を張りプール育苗となります。

灌水ポンプを使います。

 

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なかなか均平にとはいかなかったですが、これでも大丈夫です。

用心していたのでモグラの突き上げもありませんでした。

 

準備は少々手がかかりますが、あとは田植まで毎日水を足しておくだけで、均一に成長した苗が出来ちゃいます。

ビニールハウスを昼も夜も開けっぱなしです。

 

よるは時には0度近くまで下がることがあります。

100g以下の薄撒きなら成長は止まりません。

100g撒き以上の苗はビニールハウスの加温によってやや徒長気味の苗にする必要があるのだそうです。

そうでなければ田植の時短くて植えづらいですよね。

 

この薄撒きプール育苗のお陰で会社に勤めながら苗作りができます。

 

2.露地栽培の苗

 

露地栽培プール育苗の箱をチェックしました。

やっぱりまだ発芽は遅れていますね。

あすになればプールにできるかも。

 

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もう一つの箱も変わらないです。

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3.ようリンの施肥作業

 

ようリンを1反当たり60kg施肥しました。

袋は小さめだけどこれで一丁前に20kgあります。

日頃の運動不足もあってちょっとしんどい。

ここで慣行栽培なら窒素肥料を施肥しますが、への字稲作ではやりません。

出穂45~55日前まで待ちます。

 

藁を腐食分解するために施肥することはありますが、初期生育を盛んにする事はまずやりません。

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隣の田んぼではもう水を入れ始めています。

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4.尻水口の完成

 

一週間前に作った尻水口が完成です。

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首の角度を変えればお好みの水位を簡単に設定できます。

代かき前の水位調整はこれで失敗しません。

 

これは去年初めて作って使用したものです。

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苗代露地栽培の雨対策

4月24日

 

堅苦しいタイトルになってしまいましたが、日曜日にトレイの中に用意した露地栽培用苗箱が雨に降られたらグチャグチャになってしまうことに気がつきました。

 

慌てて写真のように水没しないよう上げ底しました。

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上げ底に使ったのは使わなくなった苗箱。

この上に載せれば大雨でも水に浸らなくて済みそうです。

危ない危ない!

 

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このようになりました。(^^;

 

稲のプール育苗 プール木枠段取り 播種・伏せ込み

4月22日

  1. 床造り
  2. 播種
  3. 伏せ込み
  4. 露地栽培実験
  5. 排水口改良

 

1.床造り

 

早朝、苗床にビニールを敷きます。

その前に、1度見渡して新たに生えてきた草を抜いたり、均平具合をみてならします。

 

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幅2m20cm厚さ0.1mmのビニールを広げます。

もっと厚みのあるものを使えば良いのですが価格がだいぶ違うのでこれを使います。

水漏れが起きると厄介なので二重にします。

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2.播種

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播種機はコンマ製作所のものを使っています。

1箱60g撒きから設定が可能です。

 

「除草剤を使わないイネ作り」にお世話になっていたとき、福井県の塚本さんという方が投稿された記事で知りました。

 

昨年は90g撒きで行いました。

欠株は少なかったのですが、苗は目標とする5葉とかにはなりませんでした。

今年は70g撒きの設定にしました。

 

厚撒きによるコストダウンをされている例もありますが、私のコストダウンの目的は別にあります。

それに薄撒きには有機栽培にもそのまま移行できる利点があると考えています。

 

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薄撒きでガッチリ苗にしたいと思います。

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この播種機は電源が必要です。

自宅で捲き込み、苗代まで運びます。

 

3.伏せ込み

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播種機に灌水装置もついていましたが少し使いにくさを感じたので、伏せ込む直前にジョロで灌水しています。

 

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苗箱を並べ終わったら、ラブシートと保温マットを掛けます。

以前はシルバーラブを使っていました。

雑誌でも紹介されている反射式のシートです。

使い始めは大変快適なのですが、表面が汚れるなどして反射しなくなるとムレ苗となって発芽しません。

ムレ苗になる原因が最初は分からす、3回目の失敗でようやく原因が分かりました。

以来、反射式シートは使っていません。

 

発芽まで私の周辺では普通、ビニールハウスを閉め切りますが、わが家は開けっぱなしです。

これでもしっかり発芽します。

冷たい水に浸種しているだけでも芽が出てきてしまうワケですから。

 

反射式シートが古くなるとこの状態でも失敗します。

 

4.露地栽培実験

 

今年の実験、露地のプール育苗です。

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露地の育苗でいつ頃苗が仕上がるのか知りたいのです。

そこが本当の田植え時期なのかもしれないと考えます。

 

ビニールハウスを使わなければ結構コストダウンになるはずです。

 

5.排水口改良

 

尻水口の排水官を取り付けました。

排水口の土などを取り除きます。

 

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塩ビの配管を15cmぐらいに切ります。

 

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セメントと小石で固めます。

固まったらエルボの管と直管と取り付けます。

管を傾けることによって好きな水位を保つことが出来ます。

 

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農文協、サトちゃんの稲作作業名人になる・・のビデオに紹介されていた方法です。

昨年から試していますが水管理が楽ちんになります。