露地栽培実験その後・畦際の草
4月29日
露地栽培実験、まだこんな状態なのでプールに出来ません。
今日も暑いです。
ハウス内の温度、最低温度は3℃でした。
畦際の草を掻き取りました。
セリやスズメノテッポウなどが生えています。
今年もプール育苗 70gうす撒きマット苗
4月28日(土)
目次
- 発芽の確認 プール育苗水張り
- 露地栽培の苗
- ようリンの施肥作業
- 尻水口の完成
1.発芽の確認 プール育苗水張り
苗代どうなったか朝確認しました。
シートを剥いでみると発芽して少し伸び始めていました。
やや長くなってしまったものもあります。
ムレ気味の箱もありますね。
ここで、水を張りプール育苗となります。
灌水ポンプを使います。
なかなか均平にとはいかなかったですが、これでも大丈夫です。
用心していたのでモグラの突き上げもありませんでした。
準備は少々手がかかりますが、あとは田植まで毎日水を足しておくだけで、均一に成長した苗が出来ちゃいます。
ビニールハウスを昼も夜も開けっぱなしです。
よるは時には0度近くまで下がることがあります。
100g以下の薄撒きなら成長は止まりません。
100g撒き以上の苗はビニールハウスの加温によってやや徒長気味の苗にする必要があるのだそうです。
そうでなければ田植の時短くて植えづらいですよね。
この薄撒きプール育苗のお陰で会社に勤めながら苗作りができます。
2.露地栽培の苗
露地栽培プール育苗の箱をチェックしました。
やっぱりまだ発芽は遅れていますね。
あすになればプールにできるかも。
もう一つの箱も変わらないです。
3.ようリンの施肥作業
ようリンを1反当たり60kg施肥しました。
袋は小さめだけどこれで一丁前に20kgあります。
日頃の運動不足もあってちょっとしんどい。
ここで慣行栽培なら窒素肥料を施肥しますが、への字稲作ではやりません。
出穂45~55日前まで待ちます。
藁を腐食分解するために施肥することはありますが、初期生育を盛んにする事はまずやりません。
隣の田んぼではもう水を入れ始めています。
4.尻水口の完成
一週間前に作った尻水口が完成です。
首の角度を変えればお好みの水位を簡単に設定できます。
代かき前の水位調整はこれで失敗しません。
これは去年初めて作って使用したものです。
稲のプール育苗 プール木枠段取り 播種・伏せ込み
4月22日
- 床造り
- 播種
- 伏せ込み
- 露地栽培実験
- 排水口改良
1.床造り
早朝、苗床にビニールを敷きます。
その前に、1度見渡して新たに生えてきた草を抜いたり、均平具合をみてならします。
幅2m20cm厚さ0.1mmのビニールを広げます。
もっと厚みのあるものを使えば良いのですが価格がだいぶ違うのでこれを使います。
水漏れが起きると厄介なので二重にします。
2.播種
播種機はコンマ製作所のものを使っています。
1箱60g撒きから設定が可能です。
「除草剤を使わないイネ作り」にお世話になっていたとき、福井県の塚本さんという方が投稿された記事で知りました。
昨年は90g撒きで行いました。
欠株は少なかったのですが、苗は目標とする5葉とかにはなりませんでした。
今年は70g撒きの設定にしました。
厚撒きによるコストダウンをされている例もありますが、私のコストダウンの目的は別にあります。
それに薄撒きには有機栽培にもそのまま移行できる利点があると考えています。
薄撒きでガッチリ苗にしたいと思います。
この播種機は電源が必要です。
自宅で捲き込み、苗代まで運びます。
3.伏せ込み
播種機に灌水装置もついていましたが少し使いにくさを感じたので、伏せ込む直前にジョロで灌水しています。
苗箱を並べ終わったら、ラブシートと保温マットを掛けます。
以前はシルバーラブを使っていました。
雑誌でも紹介されている反射式のシートです。
使い始めは大変快適なのですが、表面が汚れるなどして反射しなくなるとムレ苗となって発芽しません。
ムレ苗になる原因が最初は分からす、3回目の失敗でようやく原因が分かりました。
以来、反射式シートは使っていません。
発芽まで私の周辺では普通、ビニールハウスを閉め切りますが、わが家は開けっぱなしです。
これでもしっかり発芽します。
冷たい水に浸種しているだけでも芽が出てきてしまうワケですから。
反射式シートが古くなるとこの状態でも失敗します。
4.露地栽培実験
今年の実験、露地のプール育苗です。
露地の育苗でいつ頃苗が仕上がるのか知りたいのです。
そこが本当の田植え時期なのかもしれないと考えます。
ビニールハウスを使わなければ結構コストダウンになるはずです。
5.排水口改良
尻水口の排水官を取り付けました。
排水口の土などを取り除きます。
塩ビの配管を15cmぐらいに切ります。
セメントと小石で固めます。
固まったらエルボの管と直管と取り付けます。
管を傾けることによって好きな水位を保つことが出来ます。
農文協、サトちゃんの稲作作業名人になる・・のビデオに紹介されていた方法です。
昨年から試していますが水管理が楽ちんになります。
プール育苗、苗代準備と浸種終了
種籾の播種は次の日曜日に予定しています。
今日はその日のために準備をしました。
苗床の準備
兼業農家は日曜日にしか段取りが出来ないので作業は週単位となります。
先週管理機で耕起して整地したのですが、もう草が生えてきていました。
プール育苗にするのでポリフィルムを敷きます。
その時に草の発芽で突き上げられては困るので草退治が必要になります。
プールにするための木枠を並べました。
中央の木枠は2本並べています。
苗箱を並べるときに1本だと歩くのに足下が安定しないので2本にして幅を確保しています。
並べ終わりました。
ここでポリを敷いてしまいたいのですが、草の芽が気になるのとポリビニールで土が暖かくなってくるとモグラが土を突き上げてきます。
ギリギリまでポリビニールは敷かないでおきます。
この木枠はホームセンターで購入しました。
8cmx8cmの角材です。
種籾浸種を終了
種籾をチェックしたらはと胸状態をややオーバーして発芽が始まりそうです。
慌てて水から引き上げ脱水機に5分ほどかけました。
籾にチョンと芽が出始めています。
危ない危ない!
いつもだと水につけてから10日くらいで引き上げていたのですが進行が早い。
活力液HB101が影響したのでしょうか?
浸種していたHB101も入っていた水は植木や鉢植えの植物に使います。
花も大きなものが咲くようになるらしいです。
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活力液HB101液をお試し
4月13日
種籾の浸種途中ですが、ここで天然植物活力HB101を試してみました。
水40~50リットルで浸種中ですが、ここへHB101を5CCほど加えてみます。
10,000倍に薄めて与えたことになります。
計量カップが付属しています。
どんな結果になるでしょうか。
種籾の塩水選・浸種と春耕・均平作業
イネの種籾が半月ほど前にJAより届きました。
これを塩水に入れて浮いてくるものを排除する、塩水選という作業を行いました。
塩水は腐らないので昨年使用したものを今年も使います。
種籾はJAで既に温湯消毒を行ってもらったものを購入したのでバカ苗病予防の消毒は行わなくて済みます。
自分で温湯消毒をやるとなったら一仕事です。
熱すぎて失敗したら籾もしんでしまうし、本当にありがたいサービスです。
これを網ですくい取っていきます。
軽くて浮いてしまうと言うことは病原菌か何の影響で生育が悪かった種籾です。
このようなものは省いて粒の大きい健全なものを使うためにこの作業を行います。
下に沈んだ種籾から塩水を絞ります。
網の袋にとって真水に浸します。
もう一度新しい真水と交換して、塩分を洗い落とします。
水が古くなると種籾が窒息してしまうので金魚の飼育用ポンプでエアーを供給します。
これで途中の水交換が不要になります。
午後は4反ある水田のうち3反の圃場を耕起しました。
今まで代かき前の1度しか行わなかったのですが、雑草の繁殖を防ぐ目的で周囲の田んぼと同じように1回多くしてみました。
昨年のコンバインで出来た凸凹が目立つのでくわがらで手直ししました。
これも例年だと代かき後に手直ししていたのですが、このタイミングで行った方が土も軽くて作業が楽だと思いました。