への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

先日、お米を買ってくださるお客さん宅へ注文のお米を届けてきました。

 

そこで言われたのは、

「お宅で作っているお米は無農薬だから安心でね。」

と言われました。

 

確かに一般で育てているお米よりは、ずっと少ない農薬量ですが、無農薬ではありません。

そこは説明させていただきました。

 

無農薬に挑戦したことはあるが、ハードルが高いです。

会社勤務をしながらの無農薬は困難と判断し、無理しないことにしました。

 

私が今年使った農薬は、除草剤を2種類です。

初期に使うものと中期用です。

 

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初期除草剤

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中期除草剤

 

一般の稲作農家は、このほかに、

  1. バカ苗病予防
  2. イネミゾウムシ防除
  3. ムレ苗防除
  4. いもち病防除

さらには後期除草剤やアオミドロが増えるからと、専用の除草剤を使用したりします。

 

長野県はこれでも少ない方なんだとか・・・。

高速道路からたまたま脇見運転をしていると、穂が出た頃に何やら白い粉の薬を散布している地域を目にすることがある。

 

穂が出てからの散布は、米に残留する可能性が高いことは素人にもわかる。

 

米農家はとにかく収量を競いたがる。

多収穫するには、田んぼの中に苗をたくさん植えないと思っているから、自然と密植になる。

 

密植は稲からたくましさを奪い取ってしまうので、病気になりやすいです。

自然と農薬がたくさん必要な稲になってしまうんです。