への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

種籾の塩水選・浸種と春耕・均平作業

イネの種籾が半月ほど前にJAより届きました。

これを塩水に入れて浮いてくるものを排除する、塩水選という作業を行いました。

塩水は腐らないので昨年使用したものを今年も使います。

 

種籾はJAで既に温湯消毒を行ってもらったものを購入したのでバカ苗病予防の消毒は行わなくて済みます。

自分で温湯消毒をやるとなったら一仕事です。

熱すぎて失敗したら籾もしんでしまうし、本当にありがたいサービスです。

 

 

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これを網ですくい取っていきます。

軽くて浮いてしまうと言うことは病原菌か何の影響で生育が悪かった種籾です。

 

このようなものは省いて粒の大きい健全なものを使うためにこの作業を行います。

 

下に沈んだ種籾から塩水を絞ります。

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網の袋にとって真水に浸します。

 

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もう一度新しい真水と交換して、塩分を洗い落とします。

 

水が古くなると種籾が窒息してしまうので金魚の飼育用ポンプでエアーを供給します。

これで途中の水交換が不要になります。

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午後は4反ある水田のうち3反の圃場を耕起しました。

今まで代かき前の1度しか行わなかったのですが、雑草の繁殖を防ぐ目的で周囲の田んぼと同じように1回多くしてみました。

 

昨年のコンバインで出来た凸凹が目立つのでくわがらで手直ししました。

これも例年だと代かき後に手直ししていたのですが、このタイミングで行った方が土も軽くて作業が楽だと思いました。