への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

稲の生長を定点観察します。

7月11日

分けつが前回撮影時の2倍で21本になりました。

目印も隠れて見えなくなりそうです。

手前のくぼみは溝切りの跡です。これがあると水を切るのも早くできるし、水を入れたとき回りが早いです。

刈り取りまで稲の活力も保たれます。

f:id:inekitiemon:20170711230709j:plain

 

 

7月5日

穂の出る39日前となりました。

葉っぱは11枚目が小さく出始めたところ。分けつは10本です。

 

f:id:inekitiemon:20170705185627j:plain

 全体的な葉色もアップしてきました。

f:id:inekitiemon:20170705190011j:plain

 

7月1日 

 

田植えから43日目となりました。最初の穂が出る35日前となります。

選んだ場所が生長やや遅れ目かな。への字特有の株が開いた状態になりました。

開くのは茎が太く育っている証拠。密植慣行栽培ではズンドウな稲姿になります。

というわけで井原豊先生の言われたゴリラのガッツポーズ稲の姿に近づいてまいりましたが・・・。

葉っぱは10枚目、分けつは7本目。30本の分けつを取りたいんだけど、ちょっと忙しい。(^^;     

                    ↓

f:id:inekitiemon:20170701222058j:plain

葉色は慣行栽培より濃くなってきました。カラースケールで5~6ぐらいかな。

への字を始めた最初の年はこんなに色濃くなる事に恐怖を覚えました。

いもち病が出るのではないか、倒伏するのではないかと・・・。

ここ数十年いもち病予防の農薬は使った事がありません。倒伏だってへっちゃら!

一度大きく倒してしまった事があったけど窒素量で11kg/反も肥料入れちゃいました。さすがに無理でしたね。収量は10俵/反採れたけれど散々ですね。

f:id:inekitiemon:20170701221945j:plain

 

 

6月25日 田植えから37日目

小さいですが9枚目の葉が出てきました。分けつは4本になりました。

コシヒカリは16枚芽が出て出穂となるらしいが15枚止まりかな。

慣行栽培だとこれから穂肥を施肥するためにここで生長を止めるため、窒素切らし、中干し等を行うので13枚止まりになってしまうとか。

 

 f:id:inekitiemon:20170625141833j:plain

6月20日 田植えから32日目。

 

7枚目の葉が大きくなりました。アオミドロがかなり繁殖しています。

はびこると水温が上がらなくなり稲の生育が悪くなると言って農薬を撒いて駆除する人もいますが、我が家はほったらかしです。

有機栽培をする人はこれを利用して新しく生えてくる草を抑制させる事に利用する人もいるらしい。窒素同化作用も持っているから枯れれば自然な穂肥としても働くらしい。

 

f:id:inekitiemon:20170620222108j:plain

 

6月15日 田植えから27日目。 

7枚目の葉が出ていて、分けつは3本になりました。

4日前の日曜日、中間施肥を行いました。10葉目当たりで施肥するのが良いと思いますが、親戚からいただいた緩効性の配合肥料を使うため早めにしました。

反当たり窒素量は3.2kgです。10葉期にもう一度追肥する予定。

f:id:inekitiemon:20170616010851j:plain

 

20日経過。葉っぱがもう一枚増えました。6枚目です。(6月10日)

水の深さは10~12センチくらい。ヒエ(雑草)を抑制するため深水にしてあります。

f:id:inekitiemon:20170611123824j:plain

 

 

 

田植え2週間後。葉齢調査のため葉っぱに番号を振りました。↓

f:id:inekitiemon:20170605002949j:plain

6枚目の葉が出ています。

への字稲作は最初の生長ををゆっくり見守る事がポイント。

周囲は葉が垂れるほど勢いが良いのをじっと見てガマン・・・。

 

 

f:id:inekitiemon:20170528224747j:plain

田植えをして6日後の1本植えの稲です。↑ 

これから収穫までの経緯を記録します。