への字稲作in長野

への字稲作日誌です。

西日本豪雨 手術

西日本豪雨で命を落とされた方、被害に苦しまれている方々にお悔やみ・お見舞い申し上げます。

私の住んでいる場所も河川沿いで、しかも2本の川に挟まれた地域です。

同レベルの降水量があったらひとたまりもありません。

人ごととは思えません。

 

大量の雨が降っている時期、私は鼠径ヘルニア(脱腸)の手術を受け病院におりました。

今週は退院後できるだけ早く仕事復帰できるよう毎日歩いています。

道々河川を眺めているうちに、この川に土砂が崩れ落ちたらどんなことになるのだろうと思い巡らせました。

 

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もう早めに避難するしかないですね。

 

途中お寺の敷地入り口で梅のたわわに実っているのを見つけました。

 

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もったいないですね。

 

 

 

田んぼの様子も見に行きました。

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左から2番目の株が1本植えです。

分けつ20本になりました。

葉っぱも12枚目が展開しています。

入院前は周囲と葉色は同じ程度でしたが、周囲の稲は色がさめ始めています。

うちの稲はもう10日くらいは分けつが続く予定です。

 

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こんなに濃い緑ですが、いもち病防除の農薬は散布しません。

 

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溝切りをするため中央を開けておいたのですが、まだ重いものを持つことが医師に止められているので見合わせです。

 

への字中間施肥、3回目の追肥をしました。

既に反当たり8kgの窒素を投入しているが、葉色がいまいちで茎数不足になるのではと感じ、さらに追加しました。

 

反当たり硫安5kgを会社の帰りに流し込み施肥作業です。

これでトータル9kg。

 

昨年計算間違いで10kg投入してしまって半分近く倒伏してしまった。

ここが限界ラインらしい。

 

今年は天候が早くから暑くなって成長が早くなる可能性があるのですが・・・。

 

田んぼに近づくと少し臭う!

まだ藁が分解されていないようです。

 

今年は藁全量すき込みだったから。

これが分解終わってだらだら肥効が続くのも怖いがなんとなくいける気がするだけ。

 

報告忘れてました。

2回の代かきを期間をおいて実施した結果、イネ科雑草は激減しました。

コンバインのこぼれ種が発芽してきて困っていたけれど、これでひとまず安心。

(^^)

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中間施肥2回目

2回目の中間施肥は15日に実施しました。

尿素を反当たり10kg、これでトータル窒素8kg入れたことになります。

施肥から3~4日すると葉色が濃くなり始めます。

ですが今のところさほどの変化はありません。

 

今回は稲わらを酪農家に渡せず全量すき込んでしまったので藁分解に窒素が奪われているのかも・・・。

 

今回は早めに施肥したのでじっくり観察。

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1本植えの稲。

7枚目の葉っぱが出てきたところです。

 

V字型の慣行栽培は今が肥効MAXになる稲が多いです。

葉っぱも垂れ下がっています。

田植も5月上旬に行われて、今が最盛期。

 

わが家のへの字稲は10日後くらいが肥効MAXになる予定です。

寂しい稲を我慢するのもその時まで。

太茎が扇状に開いて分けつしていく姿を見ているだけで幸せな気分になります。

 

への字稲作を知らずにいたら今頃は大農家に委託して、稲作なんかやっていなかった可能性は高い!

この方法を世に出してくれた井原豊さん、農文協の皆様に感謝です。

 

 

 

 

への字の中間施肥

6月8日

有機石灰を早朝に3反歩に対して20kg入り5袋、散粒機で散布しました。

本当は6袋撒きたかったのですが出勤に間に合わなくなるので時間切れです。(^^;

その分は穂肥にまわします。

 

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今年は昨年よりも食味向上を願って1反当たり20kg増量します。

 

6月10日

硫安を反当たり20kg入り1袋流し込み施肥を行いました。

流し込み施肥は徳島のかずさんが公開されているブログを参考にさせていただきました。

ありがとうございます。

 

昨年は水口に保温用の波シートを使っていたのでうまく拡散せず、偏ってしまいました。

今年は直に流し込んでみました。

流し込み施肥は今月発売の「現代農業」にも紹介されています。

 

重い散粒機で撒かなくとも楽ちん施肥です。

勤務先からの帰り道に田んぼに水を入れる際に流し込みする事も出来ます。

朝になって水加減を見に行った頃にはちょうど良い加減に広がっています。

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今回は余った米ぬかが20kgあったのでこれも流し込みしました。

しかしこれは思ったほど拡散しませんでした。

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この部分は倒伏に気をつけなければ・・。

 

この地域、コシヒカリの出穂は8月5日頃です。

への字の中間施肥は基本、出穂45日前ですがこの辺りは寒地の部類なので50~55日前が良いようです。

 

への字稲作は元肥にすぐ肥効の現れるような施肥はしません。

初期にとれた分けつはクズ分けつになります。

農協指導では早期分けつ確保と言っていますが、研究が進んで現在そうではないことがわかっています。

 

今年はHB101も使ってみることにしました。

希釈せず30mlをいっしょに流し込んでみました。

どんな結果になるのか楽しみです。

 

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1本植えを観察します。

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こちらはようやく5枚目の葉っぱが出てきました。

 

田植を終えました

4反の田植を終えました。

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苗の出来もまあまあでした。

露地栽培の苗はどさくさの中で使ってしまいました。

あと1週間の栽培期間を設ければ問題なく使えそうな気がします。

深水にしたら消えてなくなりそうです。

 

2枚実験したんだから1枚はとっておいてどんな苗になるのか確かめるべきでした。

来年もう一度試したいと思います。

 

坪37株植えです。

これを実現できたのは井関さなえのお陰です。

井関さん、ありがとうございます。

 

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植えた時点が3葉半だと思います。

今年も定点観察します。

 

 

2回目の代かき

5月20日、日曜日2回目の代かきを行いました。

 

ニセアカシアが花盛りです。

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代かき前はこんなふうにヒエなのか昨年のこぼれ種なのかあちこちにイネ科の芽が出ています。

 

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ホタルイの芽もけっこうあります。

 

代かき後ほとんど見られなくなりました。

 

稲葉光圀先生のビデオではかなりアミミドロなど藻が生えていましたが、こちらは1回目の代かきが遅かったのでこんなものです。

 

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露地栽培実験の苗も最近の好天気でそれなりに成長しました。

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3枚目の葉っぱが伸びてきました。

 

こちらはビニールハウス内の苗。

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葉っぱが1枚多いですね。

 

周囲は90%以上の田んぼで田植が済んでいます。

でも、収穫では全く遅れをとりません。

 

昔の手植えで田植をしていた頃はこの寒地でも6月の田植が常識でした。

 

苗代 やっと3葉目 畦塗り水漏れ対策は・・・

よるの冷え込みが和らいできました。

昼間は熱中症も心配するくらいです。

最低気温も10度前後になってきました。

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苗はようやく3枚目の葉っぱを出しました。

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外の露地栽培も3枚目を出しています。

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減反して出来た畑にやはり水か漏れます。

畦塗りしてみました。

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