inekitiemon’s blog

への字稲作日誌です。慣行栽培をされている方、これからへの字稲作を始めてみようと考えておられる皆様に少しでも関心を持っていただけたら幸いです。お米を

への字稲作が広まらない

 への字稲作(中期重点型栽培)はよい方法だが、なぜかさほど広まらない。

理由は簡単。JA指導では推奨されていないから。

への字の良さを理解した、よし来期から始めてみよう!なんて思っても次に大きな壁が待っている。

故・井原豊さんが本に書いているとおり始めるに当たっての最大の障害は家族です。

 

私の例で言えば、

 「そんなことやっている家がどこにある。」

 「苗をもっと植えなきゃたくさん採れないよ!」

まるで本に書いてあるとおりの台詞がポンポン出てきて読んで知っていたんではないかと思うくらいなのです。

 ようやく田植えを終えると疎植にするから苗が余る。年寄りはもったいないからとどこかへ植えたがる。捨てる植えるでもめ事になる。

 

といった具合に家庭内不和?が起こってしまいます。

 

JAさんがこんな栽培法もありますよ、とだけでも栽培指導基準に付記していただければと思います。

 

それにしても今年は周辺で倒伏田が目につく。

私も倒伏させてしまったので人のことは言えないが我が家より葉色の薄かった田んぼでも起きている。疎植への字にしていれば何でもなかったのに・・・。

 

恥ずかしいが私の田んぼの状況を報告します。

前述しましたように流し込み施肥をしたときに保温目的の波シートを外さなかった人災です。

倒伏しないはずのへの字稲を倒伏させてしまいました。

井原さん、ごめんなさい。

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溝切り2回目

9月3日(日)晴れ

収穫前にもう一度溝切りを行いました。

例年、水はけの悪い場所だけですが。

収穫は毎年近くの精米屋さんにコンバインと乾燥調整をお願いしています。

昨年は雨降りの日が多くて圃場が乾かないうちにコンバイン収穫が決行されました。

その後の均平作業はなかなか大変です。

今年も雨降りが多いので早めの対策です。

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溝切り機の操作もようやく慣れてきました。

思わぬ方向に進んでしまうのを力ずくで直したり・・・。

何のことはない、バイクと同じで左に少し傾ければ左に進むんですね。

畦との間を開けすぎたかなと思いましたが溝を切るちょうどいいスペースとなりました。

稲の根っこを痛める事なくて良かったです。稲株ギリギリに切ると倒伏するはずのない稲なのに傾いてくる事がありますね。

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そろそろ畦草をからなくては。

彼岸花も開花しました。前回の草刈りでは早めに咲いた彼岸花を他の草と一緒に刈ってしまいました。

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倒伏の始まり?

8月24日

一番葉色の濃かったところがやや傾いてます。まあ、こんな濃い稲でこの程度は良しとするか・・・。(^^;

あちこちで倒伏が始まっています。

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それでも出来るだけ被害を小さくすべく、間断かん水は行っています。

土を少し固めようと乾かしたり水を入れたり。

この水が一番必要なときに丘なんか出していちゃだめだ!なんて言われた事もあったけど、そんな事はない。毎年順調に穂は垂れます。

中干しをしっかりやった稲はガブガブの水で干したときに出た畑根を死なせる事になるから逆効果。

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むむ!この足跡はサギか鴨の足跡。鴨かも・・・。

ときどき猫の足跡も。

ここに溝を切っておいたんだけど消滅してしまいました。

もう一度切っておこうかと考えております。

 

 

流し込み施肥に水口波シートは失敗の元

8月19日(土)

それにしても葉色が黒すぎる(緑が濃い)ので葉色カラープレートと比べてみる。

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7に近い。さすがにこれは危ない!

流し込み施肥の時、波シートを外しておくべきだった。

寒地では水口から冷たい水をそのまま圃場に取り入れると稲の生育が阻害されるため、

波シートで冷えた水が直接稲にかからぬようついたてのように立てる事がよく行われる。

撤去せずそのまま流し込んでしまったので入り口付近に肥料がよどんでしまったようだ。

考えてみれば当然の結果なのだが、来年への反省材料に。

出穂100%

8月17日(木)

穂は100%近くまで出そろいました。

この頃雨がたびたび降っています。

葉色の濃いところ、倒伏が心配されましたが期待に反して?まだしっかり立っています。

この色で慣行栽培(密植V字型稲作)だったら間違いなく倒伏しています。

疎植にすると茎が太くなるので少々な事で折れないようです。

倒れる稲はこんな小雨に濡れただけで傾き始めます。

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定点観察をしていた稲株、茎数は先日数えて44本でした。

実際に出た穂の数を数えてみると42本ありました。

ほぼ全部に穂が出た事になります。

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畦草刈り

稲作りは好きですが畦草を刈るのはちとしんどい。

こぼれ種で咲いたアサガオは残しました。

小さな白い花はヒメイワダレソウです。

草刈り作業を省力化しようと10年近く前に移植しました。手入れが悪くて中途半端な出来になりました。繁殖力は強くほかの雑草に負けませんが水田にまでは入ってこれません。挿し芽で増やす事も出来ます。どこからかミツバチもやってきます。

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実肥

8月11日 山の日

穂肥として先月施肥した有機石灰を今日は実肥として反当たり20kg、散粒機で散布しました。これも多収穫のためではなく、おいしいと言っていただけるお米にするための対策です。

 

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出穂率は90%ぐらい。疎植への字は穂が出てから垂れてくるのが早いし、なんといっても同じコシヒカリと思えないくらい慣行栽培の稲より穂が大きくなる。

民間稲作研究所の稲葉光圀先生の書籍によれば疎植は冷害にも強い。

その本をどこか失念してしまったがこんな実験をされた事が記されていた。

 

 出穂前の密植稲と疎植稲に15℃の霧を噴霧し続けると密植稲は時が来ると出穂開花してしまうが疎植のそれは噴霧をしている間は穂を出さず、やめると出穂開花したというものだった。疎植で育った稲は出穂時期を自分で選ぶ事が出来るのではないかというものだった。興味ある方は調べてはいかがだろう。太茎大穂の稲作りというタイトルだったと思う。

 

9月10日

稲葉先生の書籍が見つかりました。

書名は「太茎大穂のイネつくり」でした。1か月弱の間20%の遮光処理をし、16℃の冷水による霧をかけ続ける実験でした。